1.まずはコレ!冷蔵庫を動かす前の必須準備リスト
いざ作業を始めてから「あれがない!」と慌てないように、まずは必要なものをリストで確認しましょう。安全かつスムーズに作業を進めるための、大事な下準備です。
1.1準備するものチェックリスト
軍手・すべり止め付き手袋
手の保護はもちろん、冷蔵庫をしっかり掴むためにも必須です。
毛布や古いシーツ、ダンボール
大切な床を傷から守るために使います。できるだけ厚手のものを用意しましょう。
(必要な場合) ドライバーや専用工具
機種によっては、脚カバーや調整脚の操作に必要になることがあります。念のため取扱説明書で確認しておくと万全です。
掃除道具(ぞうきん、掃除機など)
せっかく冷蔵庫を動かすのですから、普段は手が届かない場所の掃除も一気に済ませてしまいましょう。
1.2事前確認事項
冷蔵庫の中身を出す
動かす際の重さを軽くし、中身の破損を防ぐための基本です。
電源プラグを抜く
引越しなら前日までに。掃除の場合は作業の直前で大丈夫です。
水抜き・霜取り
引越しで長距離を運搬するなら絶対に必要です。運搬中の水漏れトラブルを防ぎます。
取扱説明書の確認
メーカーや機種によって細かい仕様が異なります。一度目を通しておくだけで、作業の安心感が格段にアップします。
2.掃除をしたい時に使える!冷蔵庫の基本的な動かし方 4ステップ
ここからはいよいよ、掃除の時などに使える冷蔵庫の基本的な動かし方を4つのステップで解説していきます。一つひとつの手順を丁寧に行うことが、安全な作業への一番の近道です。
2.1ステップ1:電源を抜き、脚カバーを外す
何はともあれ、まずは冷蔵庫の電源プラグをコンセントから抜きましょう。次に、冷蔵庫の一番下についているプラスチック製の「脚カバー(ベースカバー)」を外します。ほとんどの冷蔵庫では、このカバーはツメで留まっているだけ。なので、手前にグッと力を入れて引けば、パカっと簡単に外れるはずです。
もし固い場合は、カバーの下側に指を引っ掛けるようにすると外しやすいですよ。
2.2ステップ2:調整脚をゆるめてキャスターをフリーにする
脚カバーを外すと、左右にダイヤルのような「調整脚」が見えるはず。これは、冷蔵庫を床にがっちり固定するためのストッパーの役割をしています。この調整脚を「反時計回り」にクルクルと回してゆるめていきましょう。
手で回せるタイプがほとんどですが、固い場合や一部の機種では専用工具が必要になることもあります。
調整脚をゆるめると、どうなるか。実は、本体の「キャスター(車輪)」が仕事をしてくれるようになるんです。これでようやく、冷蔵庫を動かせる状態になります。
※ポイント: 調整脚は、冷蔵庫を床に固定するためのストッパーの役割をしています。これをゆるめることで、初めてキャスターが使えるようになります。
2.3ステップ3:床を保護して、ゆっくり手前に引き出す
冷蔵庫を動かす前に、移動ルートとなる床に毛布やダンボールを敷いて、傷が付かないようにしっかりと保護(養生)します。
準備が整ったら、冷蔵庫の下部に両手をかけ、ゆっくりとまっすぐ手前に引き出してください。
このとき、焦って左右に振ったり、無理に力を加えたりするのはNG。床を傷つける大きな原因になります。
ポイントは、キャスターの転がる力に任せることです。スムーズに動かすことを意識してみてください。
※注意: フローリングやクッションフロアは想像以上にデリケートで、特に傷がつきやすいです。必ず厚手の毛布やダンボールでしっかりと保護しましょう。
2.4ステップ4:元の位置に戻して調整脚を固定する
掃除などが終わったら、今度は逆の手順で冷蔵庫を元の位置に戻します。設置場所が決まったら、調整脚を「時計回り」に回し、冷蔵庫がガタつかなくなるまで床にしっかりと固定します。
この固定が甘いと、万が一の地震の際に転倒する危険があるので、念入りに、確実に行いましょう。
左右の調整脚で高さを微調整して、ドアが自然に閉まるかまでチェックすると完璧です。最後に、外しておいた脚カバーを元の位置にはめ込めば、すべての作業は完了です。
※注意:設置後すぐに電源プラグを差し込むのはNGです。移動によってコンプレッサー内のオイルが不安定になっている場合があるため、設置してから30分~数時間(メーカー取扱説明書の指示通り)置いてから電源プラグを抜差し・投入してください。
※参考動画:冷蔵庫が重すぎて運べない、そんな時は(Youtube)
3.【シーン別】冷蔵庫を動かす時のポイントと注意点
ひとくちに「冷蔵庫を動かす」と言っても、その目的によって準備や注意点が少し変わってきます。「掃除・模様替え」と「引越し」、2つのシーンに分けてポイントを整理しました。
3.1掃除・模様替えで「少しだけ」動かす場合
冷蔵庫の裏側や下を掃除するために、短時間・短距離だけ動かすケースなら、準備は比較的シンプルです。
電源プラグ
作業の直前に抜けばOK。コンセントが届く範囲でのごく短時間の移動であれば、抜かなくても作業可能なケースもありますが、安全面を考えると、抜くのがおすすめです。
中身
冷蔵庫を大きく傾けるわけではないので、中身をすべて出す必要まではありません。ただ、動かす際の重さが気になる場合や、ドアが開いて中身が飛び出すのが心配な場合は、ある程度出しておくと格段に作業しやすくなります。
ドアが開かないよう、養生テープなどで軽く固定しておくのも賢い方法です。
移動距離
冷蔵庫の裏側に掃除機ヘッドが入るくらいの、本当に最低限の距離を動かすだけで十分です。
3.1引越しで「長距離を」運搬する場合
引越しで家から運び出し、トラックなどで運ぶとなると、より入念な準備が求められます。
電源オフは前日までに
冷却器についている霜を完全に溶かしきるため、最低でも移動の15時間前には電源プラグを抜いておく必要があります。
水抜き・霜取りは必須
これを怠ると、運搬中に溶けた水が漏れ出し、他の大切な荷物や建物を濡らしてしまう大惨事につながりかねません。霜取り後に「蒸発皿」に溜まった水は、必ず捨てるようにしてください。
中身は完全に空にする
運搬時の振動による故障リスクを減らすためにも、食品や棚など、取り出せるものはすべて空にするのが鉄則です。
関連記事:冷蔵庫を引越しで運ぶときの準備とは?効率的な手順や自分で運ぶ場合の注意点
4.女性1人でも大丈夫?冷蔵庫を安全に動かすコツと裏ワザ
大前提として、原則は2人以上での作業が最も安全です。1人で行う場合は、あくまで小型~中型の冷蔵庫に限ります。大型冷蔵庫の場合や、
少しでも「これは危ないかも」と感じる場合は、絶対に無理をせず、誰かに手伝ってもらうか、プロに依頼しましょう。
でも、どうしても一人で...という状況、ありますよね。そんな時に役立つ、プロも実践するちょっとしたコツをご紹介します。
テコの原理を使う
冷蔵庫の前面をほんの少しだけ持ち上げ、その隙間にダンボールや薄い板をスッと滑り込ませます。滑り込ませたらキャスターを転がし、冷蔵庫をダンボールという「ソリ」の上に乗せる状態を作ります。
「ソリ」に乗せることで、力に頼らず少しずつ前にずらしていくことができます。
滑りを良くするアイテム
100円ショップなどでも手に入る「家具スライダー」のような便利グッズは、まさに秘密兵器。これを使うと、摩擦がウソのように減って驚くほどスムーズに動かせますよ。
押すのではなく引く
冷蔵庫の前面下部に手をかけ、自分自身が後ろに下がるようにして「引く」と、押すよりも少ない力で安定して動かしやすい、というのは意外と知られていないコツです。
5.正しい手順で安全に冷蔵庫を動かそう
冷蔵庫の移動、意外と自分でもできそうだと思っていただけたのではないでしょうか。最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- ・動かす前は、必要なものを揃え、中身を出し、床の保護を念入りに行いましょう。
- ・動かす時は、「脚カバーを外し」、「調整脚をゆるめる」のが最大のポイントです。
- ・動かした後の設置は、 調整脚でしっかり固定し、電源は少し時間を置いてから入れるのが鉄則です。
- ・安全第一!何よりも無理は禁物です。少しでも不安があれば、2人以上で作業するか、プロに依頼しましょう。
この記事を参考に、安全に気をつけて作業を進めてみてくださいね。
6.プロに任せる家具移動サービスのご案内
ここまで冷蔵庫を自分で動かす方法を解説してきましたが、「読んではみたものの、やっぱりうちの大型冷蔵庫では無理そう...」「万が一、床や壁を傷つけたらどうしよう...」と不安が残る方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、どうか無理をせず。プロに頼るのも、賢明で確実な選択肢の一つです。
プロのスタッフが、確実な養生と適切な手順で、お客様の大切な冷蔵庫を安全かつ迅速に移動させます。
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