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引越しは自分でできる?自力で引越しをするメリット・デメリット

引越しをする際、なるべく費用を安く済ませるため、業者に依頼せず自分で引越し作業を行いたいと考える方も多いのではないでしょうか。自力で引越しする場合、必要な資材を調達したり、レンタカーなどを運転して荷物を運ぶ必要があります。費用を抑えやすい一方で、手間がかかる点には注意したいところです。事前に自力で引越しするメリット・デメリットを調べることが肝心です。今回は、自分で引越しをするメリット・デメリットや、自力で引越し作業をするときのコツ、業者に依頼したほうが良いケースなどの情報を紹介します。

1.自分で引越しをするのと業者に頼むのとではどっちがおすすめ?

引越しをするにあたって、自分で荷物を運ぶか、業者に依頼するか迷っている方も多いのではないでしょうか。引越しの距離や荷物量などによりますが、基本的には引越し業者に依頼するのがおすすめです。自力での引越しは費用を安く抑えられる可能性があるものの、運搬の労力や作業の手間がかかります。

また、慣れない作業により、荷物や家屋などの破損リスクや怪我などの安全面への考慮も必要です。近場の引越しで、運ぶ荷物がかなり少なく、労力や手間がかかっても費用を抑えたい場合は自力での引越しも選択肢になるでしょう。

ただし、引越し先までの距離や引越しする時期によっては、自力で引越しする場合と引越し業者に頼む場合で費用に差が出ないこともあります。一度、引越し業者に依頼した場合と自力で引越しした場合の費用をシミュレーションしてみることがおすすめです。その上でメリット・デメリットを比べて、ご自分にとってメリットの大きな方法を選ぶと良いでしょう。

2.引越しを自分で行うことのメリット

引越しを自力で行えると、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下では、主なメリットについて解説します。

2.1引越し費用を安く抑えられる

自力で引越しする場合、主に必要となる費用はレンタカー代、ガソリン代、交通費、梱包資材費などです。業者に頼む場合と比較すると人件費がかからないため、総合的な費用が安い傾向にあります。

ただし、引越し先が遠くなるほど引越し業者に依頼する場合との費用差は少なくなるため気をつけましょう。たとえば、遠方への引越しの場合は移動距離が長くなり、レンタカーを借りる時間も延びてしまいます。場所によっては1泊2日などの長期レンタルになり、その分の利用料金が発生します。ルートによっては往復の高速料金も必要です。レンタカー会社によっては目的地付近で乗り捨て可能なプランもありますが、別途乗り捨て料金がかかることが一般的です。

このように、自力での引越しにもそれなりの金額が必要になることがあります。下記の表を参考に、引越しの距離別の大まかな費用の違いをチェックしてみましょう。

<自力引越しと業者に頼んだ場合の費用の違い>(単身の場合)

近距離(〜20km) 中距離(〜50km) 遠距離(〜300km)
自分で引越し 約15,000〜20,000円 約20,000〜25,000円 約55,000〜60,000円
引越し業者に依頼 約31,000〜33,000円 約33,000〜35,000円 約43,000〜55,000円

上記の金額はあくまでも目安です。引越しにかかる費用は、距離、荷物の量、使用する車両、時期など、さまざまな要素によって変動します。

また、自力での引越しでは家族や友人、知人に手伝いをお願いするパターンもあります。手伝ってもらったら謝礼金やお礼の品を渡したり、食事をごちそうしたりして感謝の気持ちを伝えることが大切です。ただ、複数人に手伝ってもらったときは、その分だけ謝礼も多くなります。却って高くついてしまう可能性もあるため注意が必要です。自力での引越しを検討する際には、一度具体的な金額を計算してみましょう。

2.2自分のタイミングで引越し作業ができる

引越し業者に依頼した場合、決められた日程で荷づくりや荷物の受け渡しなどを行う必要があります。訪問見積もりを行う場合は業者に問い合わせてスケジュールを調整し、自宅に招く日を決めなければいけません。こういった調整の手間が省けて、自由に日程を決められる点も自力での引越しのメリットといえます。「電話やメールで引越し業者とやりとりするのが面倒」「マイペースに引越しを進めたい」といった方にも向いています。

また、引越しの繁忙期になると希望の日時が指定できないことがあります。自力で引越しをするのであれば好きな日時で作業を行えるため、どうしても空けられない予定があるときなどにはおすすめです。

3.引越しを自分で行うことのデメリット

自分で引越しをすると費用やスケジュール調整などの面でメリットがある一方、手間や労力の観点ではデメリットになる部分もあります。こちらでは、引越しを自分で行う場合、どういったデメリットがあるのかを紹介します。

3.1レンタカーの手配や資材調達などの手間がかかる

荷物を運搬するためには車が必要です。自家用車を持っていない場合は基本的にレンタカーを手配することになります。自家用車がある場合も、大型の家具・家電を運搬したいときは軽トラックなどのレンタルが必要です。自力で引越しする場合、レンタカー会社に連絡して予約を取る手間がかかると考えておきましょう。当日にはレンタカー会社まで車を借りに行き、作業が終わったら返却する必要もあります。

また、引越しではダンボールや緩衝材などの梱包資材を使用します。引越し業者へ依頼する場合はダンボールなどを用意してもらえることがあります。対して、自力で引越し作業をする場合、梱包材は自分で調達しなければいけません。荷物が多い場合は、こういった梱包資材もたくさん必要になります。ダンボールは近所のスーパーなどで不要になったものを無料でもらえることがありますが、サイズが不揃いであるほか、厚みが足りなかったり、汚れていたりすることもある点に留意しましょう。大量に必要な場合はホームセンターや通販などでまとめて購入することがおすすめです。

3.2作業に膨大な労力と時間がかかる

自力での引越しでは、荷持の積み込みから荷降ろし、搬出入、家具・家電の設置まで、すべての作業を自分で行う必要があります。荷物をすべて運ぶのには大変な労力と時間が求められます。たとえば、引越しで使う車の大きさによっては旧居と新居を何往復もすることもあるでしょう。部屋が2階以上の場合は、階段を何度も往復しなければいけないこともあります。作業時間が取れない方や、体力がなく荷運びの難しい方などは、自力で引越しするのは厳しいでしょう。

3.3大型の家具・家電の運搬は一人では難しい

冷蔵庫や洗濯機、ベッド、タンス、ソファーなどの大型の家具・家電を1人で運ぶことは困難です。引越し業者に依頼しない場合でも、誰かに協力をお願いすることは避けられないでしょう。どうしても自力で運べなかった場合は旧居で処分し、引越し先で買い直す必要が生じることもあります。

軽く小さな荷物は自力で運び、大型の荷物だけを配送業者に依頼して配送することもできます。ただし、そうなると引越し業者にまとめて依頼したほうがお得な可能性があります。大型の荷物だけ配送する際の費用と引越し業者に依頼する場合の費用を比較してみましょう。

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3.4荷物が壊れたり、家屋を傷つけるリスクがある

自力での引越しでは、不慣れな梱包や輸送により、荷物が壊れたり、家屋を傷つけるリスクが高くなります。床や壁に家具をぶつけてしまったり、食器を落として割ってしまったりと、さまざまなトラブルが起こってしまうこともあります。通路や階段などが狭く運搬が難しい家だと、こういったリスクがより高くなってしまうでしょう。もちろん、物の破損だけではなく、作業を行っている人のケガにも注意が必要です。

引越し作業によるリスクを避けたい場合は、専門業者への依頼を検討することがおすすめです。引越し業者は部屋を傷つけないようにしっかりと養生を行った上で作業します。荷物や住居を傷つけない運び方も心得ているため安心です。

4.自分で引越しをするときに押さえておきたいポイント

自分だけで引越しをする場合、梱包や運搬などのさまざまな場面で気をつけておきたいポイントがあります。スムーズな引越し作業ができるよう、事前にコツや注意点を確かめておきましょう。こちらでは、自力での引越し時に押さえておきたいポイントを解説します。

4.1ダンボールに荷物を詰め込みすぎない

引越しまでの事前準備として、自分で荷づくりを済ませておく必要があります。その際、ダンボールの数を増やしすぎると運ぶのが大変になるため、1箱に多くの品物を詰め込もうとする方がいます。ただ、ダンボールが重すぎると、運搬時に腰を痛める可能性があり危険です。ダンボール1箱あたりの重さを増やしすぎないようにしましょう。

また、ダンボールに重い品物を詰めすぎると底が抜けてしまうこともあります。ガムテープで底を十字に止め、補強することがおすすめです。

4.2搬入を考えて荷物を積み込む

大きな荷物は最初に部屋に運び込んだほうが後の作業を進めやすくなります。たとえば、収納棚を先に運び込んでおくと、順次そこに小物を収納することができます。大型の家具・家電は、最初に新居へ搬入しておくとスムーズです。旧居から退去する際は小さな荷物から先に積み込み、大きな荷物は最後に載せましょう。

4.3重い荷物は下に、軽い荷物は上にして積み込む

ダンボールを積み上げる場合は下に重い荷物、上に軽い荷物を配置しましょう。重量のある箱を上に積んでしまうと、下の箱がつぶれてしまう可能性があります。バランスが悪くなり、荷崩れしてしまうこともあるため注意が必要です。荷物の重さを考えて積み込むことで荷物のバランスも保ちやすくなるでしょう。

4.4荷物に合った梱包を行う

荷づくりの際は、荷物に合った方法で適切に梱包することが大切です。たとえば、ガラスや陶器などの割れ物には緩衝材を使いましょう。しっかりと包んでいなければ移動中に破損する可能性があります。

また、適切な梱包を行うことは、荷づくりと荷ほどきの手間を減らすことにもつながります。たとえば、ハンガーにかかった洋服はハンガーボックスを使って運ぶと、畳み直す手間なく新居に運搬できます。収納ケースはわざわざダンボールに入れ替えず、中身を出さずにそのまま運んでも良いでしょう。その際、引き出しが開かないように固定しておくと安心です。

加えて、梱包作業はリビングやキッチン、寝室など、部屋ごとに行うことがおすすめです。同じ場所にある品物は同じダンボールに詰めることで、さらに荷づくり・荷ほどきを効率的に済ませられるでしょう。

5.自分で引越しを行わないほうが良い主なケース

自力で引越しをしたくても、以下で紹介するケースに当てはまる場合は、引越し業者に依頼することがおすすめです。万が一の事故やトラブルなどを防ぐためにも、無理に自分で引越しをするのは避けたほうが良いでしょう。こちらでは、自分で引越しをしないほうが良い主なケースについて解説します。

5.1ケース1:大型の家具や家電が多い場合

大型の家具や家電製品は重量があり、持ち運びが難しいものが多く見られます。洗濯機や冷蔵庫のように縦向きのまま運ばなければならない大型家電など、運搬にコツが必要なものもあります。台車などを活用しても、慣れていない方がスムーズに運ぶのは難しいでしょう。運搬中に落としてしまい、故障してしまうケースも考えられます。足腰を痛めてしまい生活に支障をきたす事態も起こり得るため、大型の家具や家電製品が多い場合は引越し業者に依頼したほうが安全です。

また、エアコンのように取り付け・取り外しが難しい家電についても、業者に依頼したほうが良いでしょう。専門的な技術のない方が無理に取り付け・取り外しをしようとすると、失敗して故障やケガなどの原因になることもあるため注意が必要です。

引越し業者のなかには、大型の家具や家電製品のみの配送を行うプランを提供しているところもあります。費用を節約したい場合、大型の家具と家電だけ業者に頼み、ほかの荷物は自分たちで運ぶといった方法も検討してみましょう。

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5.2ケース2:引越しを手伝ってくれる人がいない場合

引越し作業を手伝ってくれる人が見つからない場合、1人ですべての作業を行うことになります。ただ、1人で冷蔵庫やベッドなどを運ぶのはほぼ不可能です。荷ほどきも1人ではかなりの時間がかかります。引越し当日の人手確保が難しい場合は、すべて自分だけで作業しようとせず、引越し業者に頼むことがおすすめです。

また、引越しを手伝ってくれる人数が少なすぎる場合も、自力での引越しは避けたほうが無難です。一人暮らしで単身者向けの間取りに引越しする場合は1〜2人の手伝いで足りることもあります。広い間取りの家に引越しする場合や、引越人数が多い場合などは、3人以上の人手が必要になることもあるでしょう。手伝ってもらえる人が集まらなかったときも、引越し業者へ依頼することがおすすめです。手伝いの人数が多いほどお礼のための出費が多くなるため、予算的にも引越し業者に頼んだほうが良い可能性があります。

5.3ケース3:自分で養生ができない場合

荷物の運搬をする際には、建物の壁や床などを傷つけないために養生を行う必要があります。
自力で養生する場合は、傷がつかないようにダンボールで壁を覆ったり、汚れがつかないように床にブルーシートを敷いたりする方法があります。ただ、こうした資材を活用しても、適切に養生できていなければ傷やへこみがついてしまうことがあるため注意しましょう。自分だけで養生するのが難しい場合も引越し業者に頼むことがおすすめです。

引越し業者であれば、床に敷くマットや壁を保護するパネルなどの専用資材を用いて養生をしてくれます。重いものを置く場所には強度のあるフロアシート、ぶつかりやすい廊下の角にはプラスチックパネルといったように、適切な箇所に適切な養生をしてくれることが大きな魅力です。

5.4ケース4:マンションの管理規約で自力での引越しが禁止されている場合

マンションなどによっては自力での引越しが禁止されているケースがあります。この場合も、自力での引越しは行わず、業者に依頼することが必要です。こういった規約は、建物・住居の破損や住民のケガなどを防止するために定められています。事前に管理会社などに問い合わせ、引越し業者を利用せずに引越ししても良いか確認しておきましょう。

また、自力での引越しがOKとされている場合でも、駐車場やエレベーターなどを長時間利用する場合は事前申請が必要となることがあります。手続きに時間がかかることもあるため、早めに確認を取っておきましょう。

6.自分で引越しするメリット・デメリットを比較して適した方法を選びましょう

自力で引越し作業を行うと、引越し費用の節約につながることがあります。ただし、条件次第ではプロの業者に頼んだほうがかえって費用の負担が少なく済み、引越しにかかる労力を減らせることがあります。自力で引越しをするとどのようなメリット・デメリットがあるのかを確かめた上で、ご自身にとって適した方法を選びましょう。また、大型の荷物が多い場合や手伝ってくれる人が足りない場合などは、無理せず引越し業者に頼むことが大切です。

ただ、「一人暮らしで荷物が少ないのに、業者に依頼すると高くつきそう……」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、少ない荷物をお得に運べる単身者向け引越しサービスの「わたしの引越」がおすすめです。

一般的な引越し業者に依頼した場合、トラック一台を貸し切って荷物を運ぶことになりますが、「わたしの引越」では専用ボックスに荷物を積み込んで輸送するため、よりコストを抑えて輸送が可能です。荷物は作業スタッフが緩衝材を使って安全に運搬し、お部屋の指定の場所まで運ぶため安心です。専用ボックスに入らない大きな家財がある場合は、「らくらく家財宅急便」も併せて利用できます。まずはお気軽に料金シミュレーションをお試しください。

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ヤマトホームコンビニエンス株式会社

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