引越し準備はいつから行う？事前に知っておきたい手順やスケジュール

1.引越しの準備でやるべき主な内容

引越しする人数や移動距離などの条件は人によって異なりますが、どんな引越しでも準備でやるべきことは基本的には同じです。まずは、引越しの準備でやるべきことをおおまかに解説します。

引越しをするにあたり、やるべき準備は大きく分けて3つあります。引越し準備はやることが多く、並行して行わなければならない作業もありますが、順を追って一つずつこなしていきましょう。

住居に関する作業

まず初めにやるべきことは、新居探しや賃貸物件の契約など引越し先の住居に関する準備作業です。引越しの目的は人それぞれですが、場所、間取り、予算を考慮しながら目的に合わせて選びましょう。たとえば、就職のために引越しをする場合は、職場に通いやすい場所で住居を探すと安心です。

引越しに関する作業

引越し先が決まったら、依頼する引越し会社の選定や荷づくりなど、引越しに関する作業を進めていきます。費用は業者によって大きく異なるため、複数業者への見積もり依頼や、料金交渉が必要です。荷づくりは運ぶ荷物の量などにより難易度が変わります。また、家具・家電を一から揃える場合は、選定や購入などの作業も加わります。

住所変更に伴う手続き

役所へ転出届の提出や、銀行やカードなどの住所変更手続き、生活インフラ（電気・ガス・水道など）の手続きなども行う必要があります。引越し後は、引越し先の役所で、転入届の提出が必要です。また、子どもがいる場合は、児童手当の手続きなどが必要になる場合があります。

ガスの停止には、ガス会社の担当者の立ち合いが必要ですが、引越しシーズンはスケジュールの確保が難しくなる場合があります。余裕をもって早めに手続きを終わらせておきましょう。

2.引越しの準備はいつから始める？

引越し準備を始める時期は、一般的に引越し予定日の1カ月半〜2カ月前が目安とされています。引越し当日に慌てることのないよう、余裕をもって準備を進めましょう。

2.1住居に関する作業

新居探しは、引越し希望日の2カ月前には動き始めるのがおすすめです。引越し先が決まらないことには、引越し業者の手配や、スケジュールが立てられません。新居の契約は、最低でも引越し日の2週間前には完了できるようにしましょう。

2.2引越しに関する作業

引越し業者の選定

引越し業者は新居が決まったタイミングで探し始め、引越し予定日の1カ月前までには選定を済ませておきましょう。業者によって引越し費用が大幅に異なる場合があるため、引越し日を決めたら、複数の引越し業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

また、繁忙期(3月から４月)は引越し依頼が増えるため、より早めにスケジュールを押さえておくと希望の日程で引越しをしやすくなります。

荷づくり

余裕をもって準備するために、引越しが決まったタイミングから徐々に始めると良いでしょう。引越し日が近づくにつれ、同時に処理しなくてはならない手続きや段取りが増えてくるためです。

日常的に使用しない衣類や食器などからダンボールに詰めていくなど、少しずつ梱包作業を進めておきましょう。処分したい不用品がある場合は、販売・譲渡・破棄などの手続きも合わせて実施する必要があります。

引越し業者や引越しのプランによっては、ダンボールやガムテープなど梱包資材の手配が必要な場合もあるため、早めに確認しておきましょう。

荷物の量にもよりますが、単身での引越しの場合は遅くとも引越し日の2週間〜3週間前には荷づくりを始めることをおすすめします。家族での引越しは、単身での引越しに比べると荷物が多いうえに、家族全員分の手続きが必要になるため、遅くても引越しの1カ月前には荷づくりを始めましょう。

2.3住所変更に関する各種手続き

住所変更等に関わる手続きは、引越し予定日の1カ月以上前から動き出すのがおすすめです。家族がいる場合は必要な手続きが単身者に比べて増えるため、より早めの動き出しが必要になります。

特に、引越し後すぐに利用を開始・停止したいサービスに関する手続きは早めに行うことが大切です。インターネット回線は開通工事などが必要になる場合があるため、解約手続きをするのか、継続するのかを早めに決めて申し込んでおくことをおすすめします。ほかにも継続したい定期サービス、生活インフラの住所変更などは、引越し前に変更や解約、再契約をしておく必要があります。子どもがいる場合は、転校・転園の手続きも忘れずに行いましょう。

引越し後に対応できる手続きもあるため、何をいつまでに変更しなくてはならないのかをリストにまとめておくことをおすすめします。

3.引越し準備をスムーズに進めるためのポイント

引越し準備で大切なことは、段取りよく作業を進めておくことです。ここでは、引越しの準備をよりスムーズに進めるためのポイントをご紹介します。

3.1引越し準備のチェックリストを作る

引越しは、荷づくりや引越しの段取り以外にも、契約中のサービスの解約や住所変更、役所での転出の手続きなど、想像以上にやることがたくさんあります。抜け漏れなく引越しを終えられるように、時系列に沿ったやることリストを用意しておくのがおすすめです。

具体的なチェックリストの内容は、以下の記事を参考にしてみてください。引越し前の準備について、詳しく解説しています。

「引越しチェックリスト」で段取り・準備を漏れなくスムーズに！

3.2新居に持っていかないものは処分する

お部屋の荷物を整理し、新居に持っていかない不要なものは早めに処分してしまうのもおすすめです。荷物量が少ないと、荷づくり・運搬・荷ほどきなどの引越し作業の効率がアップし、時間の節約にもなります。運搬する荷物が少なければ、引越し料金を安く抑えられる場合もあります。粗大ごみの処分方法は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村のルールに従いましょう。

4.引越し準備は「やることリスト」を作成・活用してスムーズに進めよう！

引越しを決めたら、やらなければならないことがたくさんあります。引越しが初めての方や慣れていない方は、うっかり必要な手続きを忘れてしまわないよう、「やることリスト」を作っておくことをおすすめします。時系列に沿って、引越し予定日の何日前までにやらなければならないことなのかを明確にしておきましょう。

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